新型コロナにおいて、いま高齢者の方々か最もダメージを受けており、若者は感染しない??
のではと思われており、多くの国で若者が感染拡大防止の警告を楽観視していますが、もちろん、感染します。
そして、感染源になっている場合があるのです。
そのため、ラボスタッフではマスク着用に疑問がありましたが、今は、自身が感染源にならないようにマスクを着用しています。(布マスク)
世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム・ゲブレイエスス事務局長の会見によりますと「若者は新型コロナウイルスの免疫がなく無敵ではない」と警告。
そして、ウイルスの影響を受けやすい高齢者にうつさないよう、若者の方が、人との接触を避けなければならないと通達しました。
「病気にかかっていないとしても、皆さんがどこへ行くかによって、他人の生死を左右するかもしれない」
集団感染を引き起こす感染者は、実は活動的な若者で、高齢者ではないのが分かってきました。
20代若者が感染を拡大した韓国
韓国の年齢別感染データによりますと、日本とは対照的に20代の感染者が最も多いのです。
その理由として考えられるのが、上記に記載しました若者楽観論。
20代の若者はバリバリ働いており、仕事後の食事、飲み会、ライブハウスや、スポーツクラブ、カラオケなど。
若者は感染しても、抵抗力があるため、感染に気付かず、その後、周囲の人たちを感染させていると言われています。
ムエタイが感染源になったタイ
タイの国技といえば、ムエタイがあります。
タイにあるムエタイの3つの会場での感染者合計は125人(3月22日現在)。
対して、タイ全土の全感染者数が599人となり、2割が「ムエタイ関連の感染者」というデータがあります。
なぜムエタイ競技場で集団感染が起きたのでしょう。
それが…「室内で汗をかく場所」に該当するから。
観客が密閉された空間に。
隣の人と密着した濃厚接触にあり、大声で声援を送ります。
また、選手の汗もリング上に飛び散り、これが発生源になっている可能性が高いのです。
厚労省の発表によりますと、新型ウイルスは空気感染せず、ツバやくしゃみや飛沫を取り込んだり、肌が触れ合う事で感染する。
日本においても、新たな感染者の動向を見ますと、愛知県のスポーツジム、大阪のライブハウス、新潟の卓球クラブ、北海道の宴会、カラオケ、エステクラブなどで集団感染が発生しました。
大阪のライブハウスでは多くの感染者が出たが、地下の密室で、汗をかいて踊ったり大声でしゃべるなど、考えられる最悪の環境だったのです。
新型コロナウイルスは研究者によりますと、何かに付着して1時間以上生きている場合があるとの事です。
宴会の場合は感染者が触ったグラスや箸に触ったり、感染者が喋る時に飛沫が飛んで呼吸したなどが考えられます。
このように、いま感染が発生した場所を検証すると、集団感染を引き起こす感染者は、活動的な若者で、高齢者ではない。
そして、抵抗力が強い若者は、感染に気付かず他人に感染させている可能性が大きいということだったのです。
現在、日本では若者の発生率は少ないですが、これは発症者だけを検査しているためで、韓国のように、20代感染者が拡散している恐れがあります。
あとがき
世界一混むと言われる東京の通勤ラッシュ。
その場所は、大きな感染源になると思われていたのですが、今のところ同じ車両に乗り合わせた人が集団感染した例はありません。
そのため、日常生活や屋外で行うスポーツや遊びはこれまで通りに送り、しばらくは、「密室して汗や声が飛び交うような空間」を避けた方が感染リスクが低いと考えられています。