小学校の防災訓練といえば教室から安全な場所に逃げる避難訓練が一般的ですが、
徳島県阿南市立福井小学校では避難だけでなく、
被災した後に役立つより実用的な訓練を行っています。
生徒達が竹の棒を使って行うようになったその訓練の内容なんでしょう?

 

竹の棒で校庭にSOSをつくること。

 

東日本大震災では津波で逃げ道が奪われ、ビルに取り残される方のSOS
熊本地震では、救援物資を待つSOSなど
報道でSOSの文字をご覧になられた方も多いと思います。
そのような事態を想定し、最近の避難訓練ではSOSを速やかに作る
訓練が各地で行われています。

 

首都圏の学校では避難訓練がより実践的に!

東日本大震災を受け、首都圏の学校で避難訓練が
より実践的なものに変わりつつあります。
「本番」を意識し、初めて津波を想定した屋上避難訓練をした学校のほか、
体育館に泊まる訓練をすることにした学校も増えてきました。

 

また、以前の常識であった「校庭に避難」というものも変わりつつあります。
例えば、海抜が低い学校では、津波による校舎の浸水を想定し、屋上への避難訓練を実施しています。
防災マニュアルの見直しが首都圏各地で進んでいます!
相模湾に面し、沿岸部にある学校も多い神奈川県藤沢市は、
小中学校の地震対応マニュアルを変更。
東日本震災前の「原則、校庭に避難」から
「津波警報が出た場合は校舎の3階以上に避難」に。