夏が終わり涼しい過ごしやすい季節になってきましたね?
過ごしやすくなると、猛暑のことを忘れがちですが…
なんで、毎年毎年、猛暑が続くの??
いや、その猛暑は今後もっと広がる可能性があります。
その原因になるかもしれないのが、日本ではあまり報道されない、アマゾン火災。
目次
アマゾン火災は人類だけでなく、地球上のすべての生命に関わる問題なのです。
いま、アマゾンといえば、ECサイトの方がもう有名で、アマゾン炎上という文字を見ると、また変なサービス始めた??
のような話題になりますが、世界の注目は森林のアマゾンです。
でも、山火事くらいだから、そんなに大したことないんでしょ?
と思うところですが、アマゾンの大きさは日本の約17倍。
地球上で最も生物の多様性に富んだ場所であり、地球上に存在する種の4分の1が生息しているといわれています。
そのアマゾン火災が「過去最悪レベル」なのです。
ブラジル国立宇宙研究所の発表によると、毎年4万件ほどの火災が発生おり、これだけでも凄いのですが、今年1月~8月に記録された森林火災は、2013年以降で最多の約7万3000件が発生したのです。
延焼面積は、宇宙から見えるほどで、火災による煙はブラジルほか周辺地域へと拡散しています。
例えば、2,700キロ離れたサンパウロ市内が暗闇に包まれたほか、民間航空便が航路変更を余儀なくされる事態にもなっています。
原因は「森林破壊」??
火災のほとんどが、森を焼き払うために人為的に起こされたものと言われています。
なぜ焼き払うのか??
貧富の差が大きい南米で、いま貧困層が広がっています。
その貧困層は、畑や家畜を広げ放牧地を作るために、森林を伐採します。
その時、手っ取り早く開拓するための方法として、森を焼き払うことも少なくないのです。
今後も続くと地球はヤバイ??
「地球の肺」と言われているアマゾン。
膨大な量の二酸化炭素を吸収し、大気中の酸素の20%を生み出しています。
仮に、その森林が失われると、二酸化炭素の吸収率が悪くなるだけでなく、吸収されていた二酸化炭素が大気中に放出され、そして気温は上昇し、さらに世界規模の異常気象が頻発する可能性があります。
とはいえ、もう異常気象連発していますよね世界中で。
それが続くとどうなるのでしょう。
今世紀末に赤道では気温60度になる??
温暖化の影響が二酸化炭素なのか、まだハッキリとした結論は出ていませんが、二酸化炭素の量と気温上昇は比例関係になり、ほぼ確定認識とされています。
今年はヨーロッパで猛暑が続き、過去気温を更新しました。
いま気温はどんどん上昇しています。
そして、高温が続くと、降水量が減り水不足になる地域が多くなります。
このまま温暖化が進むと、人が住めなくなる国も出てくると予想されているのです。
どれくらい上昇したの??
平均気温で100年前より2度上昇しています。
2度だけ??
と思うところですが、国によっては上昇率が高いところもあります。
その場所とは、暑い国。
インドや中東。
そしてアフリカでも赤道近くの国が最も温暖化が進んでいる場所であり、50度を超える日が増えています。
そして、暑い地域ほど今後も上昇率が高いことが予想されているのです。
温暖化が進むとどうなる?
さらに100年後には、今より平均気温で8度上昇すると予想されています。
その頃になると、今年、今年氷がないグリーンランドの報道を目にした方も多いと思いますが、極地の氷は解け出し、北極圏や南極の地表が露出。
地面は熱を吸収しやすくなるため、気温が上昇を加速させるのです。
そして、暑い地域ほど上昇率が高いという事に照らし合わせますと局地的には、いまより16度も上昇し、赤道付近の国では、最高気温60度という恐ろしい気温が日常になるのです。
水が無くなると人は住めない
60度でもエアコンあれば住めそうだけど。
と思うところですが、温暖化は、降水量にも変化を及ぼします。
砂漠地帯は、雨が降らないから砂漠ですよね。
それと同様に、内陸部では雨が降らないことが予想れています。
日本はあまり影響を受けていませんが、世界的に雨が降らない旱魃が増えています。
世界で2/3の人が水を得られない??
世界では現在でも、世界の66%の人は年間1ヶ月間真水を得る事ができない状態にあります…
そして、国連によると、2030年までに清潔で新鮮な水の供給が40%不足。
例えばインドは、巨大な人口と急速な開発によって、今のままでは水資源不足に直面せざるを得ないという。
そして、インドの他、赤道周辺の国々、東南アジア、中東などでは、気温の急激な上昇と水不足のダブルパンチに見舞われ、今後数十年で人の居住に適さなくなると予想されています。
あとがき
気温上昇で日本はどうなる???
日本も砂漠化??
ではなく、実は豪雨列島になる可能性があるのです。
それはなぜか??
温暖化は海水からの水蒸気を増やすため、どこかに集中的に雨が降ると考えられています。
それが日本になる可能性があるためです。
仮に温暖化が進むと、日本の場合水不足にはなりませんが、常に水害に悩まされる事になります。
今年も佐賀で水害がおこりましたが、あの現象が頻発する可能性があります。
いや。今年の九州豪雨があったことによって、豪雨列島になる可能性が高まったのです。
そのため、これまではあまり考えられてこなかった、街中や住宅街における、水の対策を真剣に議論する時期にきたのではないかと思っています。