エネルギー。
私達が生活する上で必要なものです。
そして今問題になっているのが、 そのエネ ルギーをどんな方法で作っていくのか?

18世紀のイギリス産業革命以来、 石炭、石油、天然ガス などの化石燃料がエネルギー源として使われてきました。
そして、 その結果、大気中の二酸化炭素量 が増加して、地球全体の温度が上がり続けています。

目次

自然エネルギーの有効利用へ…

この流れを受けて、本来あるべき地球の姿に戻そうと、風力、太陽光、地熱などの自然エネルギーの有効利用が叫ばれるようになりました。

考えてみると、この流れは自然の摂理から考えれば、文字通り自然な成り行きだと思うのですが、各国の思惑や既存のエネルギー産業における利権争いなどでなかなか進まない現状も。

映画「気候戦士」

映画「気候戦士~クライメートウォーリアーズ~」2019年11月29日(金)ロードショー
https://unitedpeople.jp/climate

そんな中、いま世界の至る所で「気候戦士(クライメート・ウォーリアーズ)」の活躍が脚光を 浴びています。
その様子が一本の映画として、この秋に公開されます。

映画「気候戦士~クライメートウォーリアーズ~」
2019年11月29日(金)ロードショー
https://unitedpeople.jp/climate

今後のエネルギー供給のあり方とは?

先日、関東地方を襲った台風15号による大規模な停電被害に目を向けてみてください。
広範囲にわたる停電被害の復旧に力を注いでいるのは、大きな電力会社です。
例えば、自然エネルギーを使って、小さなコミュニティーごとに発電所を持ち、電力の供給システムを作っていれば、もっと早く復旧できたかもしれません。

この映画の中に登場する町は、ある気候戦士が自然エネルギーを使った発電所を個人で所有し、コミュニティー全体への社会貢献として電力を供給しているのです。
自分たちが使う電力を他人に任せるのではなく、自分たちの目の届く範囲で作り、供給する。

気候戦士たちは動き出している

元カリフォルニア州知事のアーノルト・シュワルツェネッガーさんも政治家という立場の気候戦士です。
「所属する党がどこかは関係ない、エネルギーを何に頼るかは人類の問題だ。」
力強い言葉です。

また、イギリスの原子力発電所の元核保安員の気候戦士は、こう言いました。
「福島の惨事が起きた時、もう傍観者ではいられないと気づいたのです。」
様々な立場の気候戦士が声を上げ、行動を始めています。

福島原発事故を経て

さて、福島の原発事故を経験した日本はどうなのでしょうか?

私が仕事としている「気象」の世界もそうですが、「環境」を考えるときも同様に地球規模の視野に立たないと、その本質が理解できないし、歩むべき方向を見失ってしまうのではないでしょうか?

子供たちにどんな未来を残していくか

この映画を観た後、さあ、日本はこれからどうすべきなのか?

やらなければいけないことはたくさんあると痛感しました。
子供に、孫にどんな未来を作ってあげられるのか?
今を生きる私達にかかっているのです。