今年誕生した台北にある新スポットをご存知ですか?
台北市信義区(中国、台湾)にあるタオジュインユアンは、ファンタジー映画から抜け出したような超現実的な外観で、今台北の若者のインスタスポットなのです。
ベルギーの有名な建築家ヴィンセント・カレボーの作品で、2013年に建設がスタートし、2018年に完成しました。
目次
木が取り囲むエコ住宅
建物には23,000本の植栽と木が使用されおり、その形はまるでDNAの二重らせん構造。
これが今若者に激アツなのです。
ねじれた21階建てのタワーには、40のアパート、上層階の2ブロックは、上流階級のための高級アパートなのです。
気になるお値段ですが…
高層ビルに匹敵する金額とか…
販売された各部屋は、アジア太平洋地域で最も豪華なマンションの1つになります。
とはいえ、もう一つ気になることが…。
なぜねじれてるの??
日影を作らない工夫があった
このマンションは、科学と技術の素晴らしい組み合わせで誕生しました。
各フロアは前のフロアと比較して時計回りに4.5度回転。建物は21フロアに渡り90度回転します。
このツイストは、神秘的な印象を生み出すだけでなく、太陽光が各部屋に届くようにし、日影を作らずエネルギーの節約に役立つのです。
また、居住者は、都心部にあるような地下ではなく、専用エレベーターで車をアパートに駐車することが出来るのです。
環境にやさしいデザイン
建築家のヴィンセントカレボーは、地球温暖化に対応するために、エネルギー効率が高くCO2を吸収するマンションを建設したいと考えていました。そのため、建築において最も重要視したことは「環境に優しい」デザインでした。
20階のバルコニーにはは、ぶら下げられた庭園、有機野菜、薬用庭園がありタワーを「らせん状の森」のように見せています。
CO2排出を吸収するマンション
周囲を取り囲む23,000本の木と緑は新しい景観を作り出し、毎年最大130トンのCO2排出を吸収することが可能。
建物を理想的な緑の空間に変え、人間と自然の調和を実現した大都市マンションの新しい形です。
建築家のこの斬新な外観はすぐに注目を集め、若者にとってインスタポイントになりました。
建物の周囲360度はもちろんのこと、ユニークなデザインの前面からは台北101タワーが見えます。
あとがき
ダオ・チュアン・ビエンは、間違いなくこれからのマンションの新しい形であり、今後日本にもエコを重視するマンションが増えてくると思います。
台北に旅行する予定がある方は、台北101に行った後、ぜひお立ち寄りください。