プラスチックごみによる海洋汚染が世界的な問題として、対策が広がる一方、家庭から出るごみは、増え続けています。
それはなぜか??
お分かりの通り新型コロナウイルス。
外食からデリバリーやテイクアウトが増え、巣ごもりの影響から、弁当や総菜の容器、肉や魚のトレーといったプラスチックごみが増えたからなのです。
日本は1人当たりのプラスチックごみの排出量でアメリカに次いで世界2番目の多さです。
プラスチックを製品を買わない選択肢も入れ、身近なところから、ごみを減らしていく取り組みが必要になってきます。
それでは、本日はゴミを減らしたアイデアをクイズでお届け!!

目次

問題

マレーシアで使われるレジ袋年間90億枚。
プラスチックゴミを少しでも減らそうと食料品店 テスコは「The Unforgettable Bag」という新たなエコバックを提供。
そこでエコバックの普及率をアップさせるため、あるものが描かれたバックを販売。

利用率は1ヶ月で5%から63%まで大幅アップしたのですが、描かれたものとは?

【答え】

バーコード

【解説】

魚の尾びれにバーコードが埋め込まれており、顧客は買い物の際にそれをスキャンすることで、約5円の割引を受けることができます。
このアイデアで1年で2100万枚のレジ袋削減することに成功。

ただの顧客囲い込みのポイントカードよりも良質な手立てであり、その行動は顧客へのメッセージとなり、企業のブランド力UPへと繋がっていったのでした。

問題

タバコの「ポイ捨て」問題を解決したのが環境団体がHubbub。
Ballot Binと呼ばれる灰皿。発想の原点は若いグループがパブの外で捨てていた行動でした。

すでに路上に灰皿は多く設置さており、標識もあったのですが、思わず吸殻を捨てたくなる、あるデザインの秘密があったのですが、ではどんなデザイン?

【答え】

投票型の灰皿

【解説】

タバコの吸殻を投票用紙に見立て、街中に投票箱のようなデザインの吸殻入れを設置
そして箱にはこんな質問。
世界で一番のサッカー選手はロナウド?それともメッシ?」
議論になりそうな質問と一緒に吸い殻を投票できるようになってるのです。

Ballot Binと呼ばれるこの灰皿は2つの入り口が用意されており、あとは質問に対して投票するように吸い殻を入れるだけ。
質問の文字はマグネット式なので簡単に変更することができます。

灰皿設置で約26%の吸い殻を減らすに成功し、キングス・カレッジ・ロンドンの独立調査では、46%の削減効果があると証明されました。

問題

タイのカオヤイ国立公園は、同国で初めて認定された国立公園であり、2005年には世界自然遺産に登録。
絶滅の危機に瀕した動物も含め様々な動植物をみることが出来るため、自然環境に対する観光のゴミ問題が深刻化していました。

そこでタイ政府はゴミを捨てた人に対してあるアイデアを実施したところ、ポイ捨てはほとんどなくなったというのですが、ではそのアイデアは?

【答え】

ゴミを送り返す

【解説】

公園内でのポイ捨てが犯罪であり、動物がごみを誤飲する危険性があることを認識してほしいとの考えから、ポイ捨てをした人たちにごみを送り返す取り組みを。
ペットボトルなりお菓子の袋なり、その人が公園に捨てたごみが家に送られてきます。

同国立公園に訪れる人は住所を登録する必要があるため、公園管理者はポイ捨てをした人たちを追跡しやすく、同国の天然資源・環境相も、自身のフェイスブックに送り返すごみの写真を投稿し、ポイ捨てに厳しく対応する姿勢を示しています。