イタリアといえば、どんな国のイメージですか??
 パスタ、ピザ、チーズ、ワイン・・・。
 では対して日本と言えば、、寿司、天ぷら、ラーメン、日本酒・・・。
災害時、日本でお寿司屋や天ぷらが出来ることはあるでしょうか。
 「なに災害の時に贅沢してるんだ!」という声が聞こえてきそうですが、
 イタリアでは、パスタ、ピザ、チーズ、ワインが災害時でも提供されているのです。
目次
イタリアと日本は似ている??

 日本と同様にイタリアは地震が多い国です。
 地震が多いということは、火山も多く、そのため温泉もあり、
 周囲を海に囲まれているため、魚介類も多く食べられているのです。
イタリアの避難所に、まず、最初に届くものとは??

 日本と同じ地震が多いイタリアですが、
 災害時の対応という面では日本より充実しているかもしれません。
例えば、イタリアで地震が発生します。
 災害時に最初に届けられるのは、トイレ、キッチンカー、ベッドなのです。
被災後4時間以内に困るものとしてトイレがあります。
 そのトイレが4時間以内に届けられるのです。
トイレは日本だって避難所にすぐ来るよ。
 と思うところですが、日本では避難所にトイレが到着するのは平均して4日後と言います。
 イタリアではテントと簡易トイレが48時間以内に設置されるよう制度化されています。
被災地の生活というと体育館で雑魚寝のイメージが強いのですが、
 テントならプライバシーも保たれ、災害で精神的なストレスを抱える人々も
 落ち着ける場所となるのです。
キッチンカーもすぐに到着

5000人分の食事を提供できるというキッチンカーが自治体にスタンバイしています。
 その車には、システムキッチン、キッチン発電機、そして大きなピザ用のオーブン
 まであるのです。
 キッチンカーなので、温かい食事が提供できるという訳です。
災害時でも美味しい食事を提供する理由とは??

 例えば、災害の食事の内容はといえば、
 缶詰やレトルトを使用するのはなく、
 新鮮な肉や野菜から調理しているのも食にこだわっています。
 イタリアゆえに、ペンネ、パスタ、そしてピザ。
 そしてコップの中身はワインだったりが災害時の日常なのです。
 さらに、数日経つと食事がフルコースに近づいてきて種類が増えるのだそうです。
日常を取り戻すことが被災地の支援につながる

 食事がおいしいから被災者から帰らないで。とスタッフが言われることもしばしば。
 被災生活が日常生活からかけ離れたものにしないためにも、このような料理内容となるのです。日本の災害時でも作りたての温かい食事が提供されることはありますが、日常の食事とはかけ離れたもので、どうしても「被災地の食事」といった印象です。
 長期的に見ると栄養バランスと心の栄養の面で良いとはいえません。

 

