80年代から90年にかけて流行したジャケットMA‐1をご存知ですか。
リバーシブルのアーミージャケットで、裏地のオレンジが派手なことでも
有名でした。
そのMA-1ですが、、なぜ裏地がオレンジなのかご存知ですか。
元々MA-1は軍用服として作られたもので、戦闘に特化したデザインなのです。
ということは、遭難時を想定していることにもなります。
遭難時、裏返してオレンジにすることで、上空のヘリからでも
探索しやすくするための工夫なのでした。
表は目立ちにくい迷彩色で、遭難時には目立ちやすいオレンジという訳なのです。
また、遭難で目立ちやすいということで、出発時の宇宙服もオレンジなのです。
万が一打上げに失敗して、脱出した時でも飛行士を見つけやいためなのです。
目次
レスキュー隊がオレンジの理由とは??
目立ちやすいオレンジ色は視認性が良いのです。
遠くからでもハッキリと見え、誘目性(目をひきつける性質)にも優れています。
とはいえ、信号は赤で一番目立つ色だからでしょ??
そうなのです。視認性と誘目性だけを取ると、オレンジよりも赤の方が上になります。
ではなぜ赤は使われないの??
赤色は単独で用いると一番目立つ色なのです、
少し暗い所で、他の色と混在すると目立たなくなるのです。
という訳で遭難者から目立つよう、またレスキュー隊自身も遭難しないように
オレンジなのです。
消防士はなぜオレンジ??
消防官全員がオレンジという訳ではないのですが、
基本的な色はオレンジとなります。
オレンジ色なのは、煙の中でも視界が良いからです。
夜間の交通事故現場や火災現場など暗闇や煙の中で活動するときに、
視界が悪くても消防隊が居ることを判りやすくするためです。
例えば、高速道路のトンネルの照明って何色ですか??
最近は、排ガスの減少とLEDの普及から白い明るい色が多くなりましたが、
まだ全国的には、オレンジ色のライトを使用していることが多くあります。
その理由は、、、
その通りです!排気ガスなどにより見通しが悪くなっても
遠くまで光が届くからなのです。
救助服はゴワゴワ、でも消防士のズボンはぴったり??なぜ
救助隊の服は、生地も厚く難燃性の素材を使用しています。
足場が悪いことが想定され、肘や膝、そして各所にあて布が貼られていて
見た目はごわごわしていますよね。
対して、消防隊のズボンを見てみますと、ぴったりとしていると思いませんか。
これはあえて熱を感じやすくしているのです。
上着が防火服で出来ており熱を感じにくくなっているため、
例えば危険な箇所に行っても気づかないことを防止するためでした。
エマージェンシーシート、サバイバルシートもオレンジ
エマージェンシーシートの効果は大きく3つで防風・防寒・防水。
なのですが、オレンジにも効果があるのです。
そう!遭難した時に見つけやすくするためだったのです。
災害を想定して家族1人に1個は準備しておきたいアイテムです。
https://bousaistore.thebase.in/items/21378067