30年前、食べていたものって覚えていますか??
えっ、なんだろう。記憶薄いけど、ガリガリ君??
ガリガリ君とても美味しい!!
でも、30年前と今のガリガリ君の違いはほとんどないはず…。
あれっ??ミズナって何歳でしたっけ??
27歳ですよ。
…。30年と今食べているものってずいぶん変わりましたよね。
では、これから30年後の2050年。我々は何を食べてると思いますか??
えっ、なんだろう。…ガリガリ君??
実は30年後には、食糧難が予想されています。
世界人口は現在の1.3倍となる96億人を超えると予想され、国連はカロリーベースで少なくとも70%以上の食料増産が必要である発表しています。
じゃあもっといっぱい食糧を生産しなきゃいけないってこと??
赤城乳業もだいぶ忙しくなりそうですね。
いったん。ガリガリ君は置いておきましょうか。
アイスは食糧に入りませんので。
はーい。でもこの後、日本は人口減少になるけど、食糧不足が進むと輸入物も限られ食糧不足の可能性が出てくるってこと??
その事態を回避するために、いま農業で革新が起こっています。
それが本日のトレンド用語「アグリテック」
農業のアグリカルチャーとテクノロジーを掛け合わせた言葉です。
F1の走行テクニックみたいな響きがかっこいい!
農業をやろうにも、農地や水、化石エネルギーなど食料生産に必要な資源には限界があるため、今世界各国で農業のスタートアップがたくさん生まれています。
農業でひと山当ててやろう!っていう人が増えているんですね。
ひと山の使い方間違っていますが、山をITの力でインフラを整備
して、みんなで農業を盛り上げて行こうという動きです。
葉っぱ拾ってひと山当てたおばちゃん達いたけどそんな感じ??
確かに、ITでひと山当てたけど、もっと農業をやり易くということに主体が置かれています。
農業は、農業者の減少や高齢化が進むものの、法人経営体の数は1995年の4,986から2015年には1万8,857と大幅に増加し、また40代以下の新規就農者が3年連続で2万人を超えるなど、政策のテコ入れが一定の成果をあげている状況なのです。
政策の成果が出てきたってことね。
具体的にはどんな政策??
アベノミクスの一環として農林水産省を中心とした省庁連携により、積極的な研究開発・普及推進政策が打ち出されています。
アグリテックが順調に普及するためには、「もうかる農業」に貢献するものでなければなりません。
やっぱりひと山当てるモデルを作らなきゃってことじゃん。
その方向性は実は大切です。 そのためには、
(1)自動運転農機や農業ロボットの標準化・共有化によるコスト低減と使い勝手の向上
(2)農業者や研究機関の技術・ノウハウの集約・ビッグデータ化
(3)農機や農業ロボットの自動運転やデータ通信などに関する規制緩和
この3点がポイントになります。
農業のビッグデータを誰もが活用できるようになるってことね。
見方を変えれば、農地は広がっている訳でしょ。
そうすると1人当たり農地の増加というチャンスじゃん!
実際に北海道では、このアグリテックがかなり進んでおり、農業従事者の減少による労働力不足を補うとともに、働き方自体が変わりつつあります。
ちなみに、ビジネスコンテストの「アグリテックグランプリ」の入賞として次のようなものがありました。
・パワーアシストスーツの事業化
・世界の食糧問題を昆虫科学で解決する
・植物の声を聴く栽培環境制御技術
・ヤシ油産業の廃棄物POMEを培地に有効活用し、微生物から化粧品を生産
みずなさんは何か、これは儲かるんじゃない⁉って農業あります?
いま、四角いすいかってありますよね?
それ、トマトやナシとかでも出来そうなら、四角いバーにして、シャーベットにすると、ガリガリ君にならない??
そのガリガリ君は食糧になりそうで、ありかも!
という訳で本日のトレンド用語は「アグリテック」
「ITで農業改革を進めていく」ことでした。