新型コロナウイルスの影響から、自宅でテレワークしている方も多いと思います。

世界中で経済活動の停滞が続いている中にあり、人々が不自由な生活を送る反面、地球は、温室効果ガスという人間からの攻撃が和らいだことによって、少しずつクリーンになっています。

NASA(米航空宇宙局)が観測したデータによりますと、ニューヨーク州などアメリカ北東部で大気の状態が2005年以来、最も綺麗な状態になりました。

またフィンランドの独立研究機関であるセンター・フォー・リサーチ・オン・エナジー・アンド・クリーンエアー(CREA)の分析によると、例えば、経済が減速した影響で中国だけでも2億トン分の二酸化炭素(CO2)が排出されなくなり、その排出量は25パーセント減少したと言います。

皮肉なことですが、経済活動を止めると、過ごしやすい地球に戻るということが分かったのです。

もちろん、経済活動をこのまま停滞させる訳にもいきません。
しかし、コロナ収束後に、また元の汚染された地球に戻ることも予想されています。

今のクリーンな地球はコロナがもたらした一時的なものに過ぎない可能性があるのです。
しかし、せっかく綺麗になった地球。
コロナ収束後は、温暖化対策の手を緩めてはいけません!!

自宅待機によるCO2削減効果はあるのか?

自宅待機、テレワークが増えると、まずは通勤が減ります。
そのため、温室効果ガスの排出量は確実に減ることになります。
とはいえ、例えば、社員不在のオフィスでは継続して電力は消費されており、あまり減ってないのが現実。
代わりに、自宅での電力消費量が増えているのです。

さらに、CO2排出量を増やしているのが家庭から出るゴミ。
大阪市によると、3月の可燃ごみ収集量は前年同月比1478トン(5.5%)増の2万8119トン。
じわじわと増加しているのです。

マスクに始まり、テイクアウト用のプラスチックごみ。
新型コロナウイルスの影響でプラスチック製品の製造が急増し、各国、コロナ対策を優先しているために、プラスチック規制を一旦撤回している動きがあるのです。

街に落ちているゴミもマスクやテイクアウト容器であるプラゴミが多いです。
これが下水に入りこむと、川から海に投げれ、マイクロプラスチックゴミとなって、地球の海をダメにするのです。

世界で頑張って築き上げてきたプラスチック規制がここに来て逆戻りしています。

不況が終わるとCO2は増える?

過去の不況時を振り返りますと、世界恐慌やリーマンショックと言った、世界的危機の時には、温室効果ガスの排出量の減少しました。

例えば2008年に起きたリーマンショック時には、地球全体の温室効果ガス排出量は3%も減少したのです。
しかし、それは一時的なものにすぎず、経済が回復すると、元通りになる傾向があります。

自粛が解除されると、人々は遊びたい、働きたい欲求がさらに上昇。
工場もこれまで以上に稼働します。

生産面で失った時間や金銭を取り戻そうと、環境のことは、ひとまずスルーしてお金儲けに励むとことでしょう。

エコ対策は後回しにされるため、コロナ以前より大気汚染が進む可能性すらあるのです。