夏、暑くなるにつれ、エアコンを使い、ガソリンの消費が膨らむと思いますが、
そんな中でもちょっと工夫することで、余分な消費を抑えることが出来るのです。
特別な機器は使いませんのでご安心を!
普段通り車に乗っているのに、ちょっとした工夫で燃費が向上するのです。
それではご覧ください。

目次

1 ゆっくり加速はダメ!!

実は、ゆっくり加速は実は燃費に良くないなのです。
以前は、例えばJAFが推奨しているものとして、
アクセルをゆっくり踏むように言われていましたが、
これは「全開加速」をしないようにという意味です。

最低限のアクセル開度では、かえって効率が悪化するのです。
「ゆっくりスタート」は、都内などではスピードが遅い分、
信号に多く引っかかり、発進回数が増えるので、
必ずしもエコとは言えないのです。

2 もっとも燃費が悪い速度帯とは?

ゼロ発進から40km位まで。
速度がゼロに近ければ近いほど燃費が大幅に悪いのです。

3.もっとも燃費がいい速度は65~75km/h

時速65km~75km未満が一番よく燃費が伸びます。
時速80kmを超えると、空気抵抗の影響が大きく、燃費低下になるのです。

4.もっとも燃費のいい高速道路での速度は80km/h

空気抵抗は速度の二乗に比例するため、高速走行時は想像以上に抵抗が大きく、
100km/hで走った時はエンジン出力の半分以上を空気抵抗で失ってしまいます。

5.エアコンで燃費を節約する意外な方法とは?

低速トルクのない小排気量車では、A/CスイッチをONにすると加速が悪くなり、
そのためにアクセルをいっぱい踏み込むので燃費が悪くなることがあります。
そんな時は、加速時や登り坂でA/CスイッチをOFFにしてみましょう。
そして加速した後や減速時にスイッチをONにすることで、
燃費の悪化を抑えることができます。
また、長い下り坂でエンジンブレーキを使用時には最大出力にするといったように、
エアコンをエンジンブレーキの一環として操作しています。

6.暖機運転の必要なし!

以前は、暖機を30秒とか1分とか推奨していましたが、
それは30年前の常識であり、現在の非常識です。まったく不要です。
むしろ暖機運転は、空気量に対して燃料が多いリッチ状態で燃料噴射を長時間するため、
エンジンの汚れを増す原因になります。
とはいえ、エンジンをかけていきなりアクセル全開もNG!
エンジンオイルが各部に行き渡る前に高い負荷をかけると、
エンジン内部を痛めることになります。
エンジンをかけたら10秒程は暖機を行い、しばらくアクセルをあまり踏まずに
ゆっくりと走りながらエンジンを暖めると良いでしょう。

ここからは上級テクニックをご紹介
・早めに高ギアで加速する方がGood!

加速する際、燃費を重視したいなら、なるべく高いギアに早い段階で入れていくこと。
ギアが多いATの場合、自分のクルマの変速パターンを意識します。
2速から3速にシフトアップするのが1600rpmと仮定。
2速は1600rpmまで回し3速に早めにはります。少しアクセルを戻して後はスムーズに。
3速から4速の場合も同様にします。
またCVTも同じ要領。一定の速度になったらワザと
アクセル少し戻して高いギアします。
CVTは常にエンジン音が猫の「ゴロゴロ」音と同じように少し
ウナる程度をもって効率ベストとなる。

・ハイブリッド車の乗り方!

ハイブリッド車はブレーキのかけ方が大きく燃費に影響します。
普通エンジン車と同じような強さ&タイミングでブレーキ踏むと、充分なエネルギーの回生が出来ません。
そのため、停止するまで、可能な限りジンワリとブレーキかけていくこと。
フルに回生できる目安は「チャージ」と表示されるメーターを見るといいです。
針が振り切れた時点で油圧併用になってしまう。
3分の2くらいまでの範囲でブレーキをかけていれば、
フルにエネルギーを回生できると考えていいのです。

・最も熱効率がいいのは、「少しだけ負荷をかけている状態」。

加速時でいえば「ふんわりアクセル」ではなく、エコランイメージより少しだけ元気のいいアクセルを踏み、早い段階で高いギアに入れ巡航状態に持っていたほうが◎