日本の冬は、今年はどうなるのでしょうか?
極端に夏が暑いと冬は寒くなる傾向が強まっています。

ちなみに、アメリカでは、極寒になる予想が立てられています。
アメリカの年鑑「ファーマーズ・アルマナック」の最新版によりますと…今年の冬は…
厳冬と予報。

あくまでも予想なので、そうなるか分かりませんが、ファーマーズ・アルマナック、去年の全米で大量に雪が降るという予報を的中させた年鑑なのです。

予報によれば、2019~2020年の冬は「またもワイルド」だそうで、全米ですごい雪が降るそうです。

全国的に雪が多くなると、賑わうのがスキー場。
北海道や長崎のパウダースノーをめがけて、外国人観光客も多いのですが、その客数に合わせて増えているのが、「カミカゼ・スキーヤー」の遭難なのです。

バックカントリーブームで連日の遭難

原野や自然の山などをスキーやスノーボードで滑走する「バックカントリー」による遭難が急増しています。
一般的なスキー場では物足りなくなった人が、新しいコースを自分で開拓し、安易に山に入り遭難する例が目立っています。

なぜ増えてるの??

背景には、インスタやフェイスブックなどのSNS、さらに原野を滑走する冒険スキーのようなものが欧米のテレビ番組で放送され、それが日本でもブームになり、憧れから真似をする人が増えている事などがあります。

また、スキー業界は長引く不況によって、スキー離れが続いていましたが、訪日客の増加、ゲレンデ料金の値下げなどが加わり、スキーの業界関係者も、ここぞとばかりにかっこよく宣伝し、煽っている一面もあります。

日本人シニア世代が多いのは??

スキー場のコース脇に少し出て、滑走して戻ってくるだけなら、遭難には起こりににくく、ちょっとした冒険をしたくなる気持ちは分かります。

しかし!
スキー場で、コース外になるとそこは、単に『冬山登山』になります。
知識も準備も経験も備えていない人が、ピクニックのように冒険を楽しんで、スキー場ではない場所に入山して、数キロも山に入ったところで雪崩に遭ったりしているのです。

冒険と言えば若者特権と考えがちですが、若者だけではなく、いま年齢を重ねた大人も多いのです。

例えば、長野の白馬村ではこんな事故がありました。
北アルプスに入山した男性3人のグループが下山予定を過ぎても戻らず、遭難したと推測。
年齢は60手前。そして3人は同じ大学の山岳部OBだったのです。
慣れもあったのでしょう。天然の斜面を滑る山スキーを目的に入山したとみられました。

捜索活動にも限界がある

白馬村にあるスキー場の駐車場で3人のうち2人の車が見つかりました。
数日前から日本列島は寒波に襲われており、遭難日、翌日は悪天候のため捜索が出来なかったのです。

さらに、ヘリでも捜索をしますが、3人の登山ルートが正確に分からないため、地上からの捜索は困難を極めました。

なぜ捜索は難しいのか?

冬山では一日で1メートルも雪が積もるため、足跡とか他の人の滑走跡などの手掛かりは30分ほど激しい雪が降れば消えてしまうのです。
遭難は悪天候で雪が深い条件の元に起きるため、すぐに救助はできません。
またヘリコプターは晴れるまで飛べず、地上の捜索隊も、やはり悪天候だと捜索は難しい。

基本、捜索は3日間で打ち切り

遭難者の捜索は長野県警などの山岳救難ヘリで行われますが、実はこうした公的機関のヘリによる捜索は夏は一週間、冬は3日程度で打ち切られると言います。

なぜ??
生存している可能性があるから救助活動なので、生きている可能性が事実上なくなれば打ち切られます。
警察ヘリの捜索は基本的には無料ですが、打ち切り以降は民間ヘリを自分で依頼する事になり、1時間100万円の請求があるといいます。

また無料期間中であっても地上の捜索隊の民間人の人件費や装備費用など、一日10万から数十万円が掛かかります。

例えば、富山県のスキー場では「パトロール隊員1人2万円、雪上車1台5万円」を請求すると明記してあるという。

長野県野沢温泉村ではコース外で遭難したスキーヤーからは、捜索救助費用を徴収するという条例が制定されている。

「遭難はタダではない」というルールが広まりつつあるようです。

では、対策はどうする??
やっぱりコースの外に出ないことですが、万が一のことを考え、しっかり精度の高いGPSを持参しましょう。

スマホの地図精度は内蔵GPSで左右される

スキーに限らず、登山やトレッキングなどで最も気になるのは天候悪化や道に迷うこと。
スマホがあればそうした情報はいつでも得られるが、電波が届く場所にいる場合に限られます。
自然あふれる魅力的な場所ほど電波が届きにくいため、
スマホの電波は受信できないと思った方が良いです。

GPSの精度を確認しておこう

まずは、山に入ると電波が届く場所で、位置を確認しておきましょう。
仮に、電波が届く時ですら地図上の位置が不正確なスマホだったら、森の中や山中ではまったく役に立ちません。

当然ながら安いスマホには精度の低いGPS、高いスマホには精度が高いGPSが搭載されています。

例えば、iPhoneとその他のアンドロイドスマホでは、どれも安定して高精度のiPhoneに対して、アンドロイド勢は千差万別と言われています。
安いスマホや古い機種は位置情報や方角も信用できないので、過信してはいけません。

高くて新しいスマホほど正確に表示

信頼できるスマホがある場合、電波が届かない場所で地図を見るには、あらかじめ地図アプリをダウンロードします。
その後、これから行く山や森の地図を表示させ、隅々まで拡大して閲覧。
こうすることでスマホ内に閲覧データが保存され、電波が届かない場所でも同じように地図を閲覧し位置が表示されます。

とはいえ、
電波が届かなくても地図が見れるようになりますが、電池残量がなければ地図を見れず、頻繁に地図を見るので電池消費が早くなります。

ということも考え、昔ながらの紙の地図と磁石も持参していて方がよいでしょう。